植村 佳大
所属:
社会基盤工学専攻
キーワード:
耐震工学、構造工学、コンクリート工学、橋梁構造物、有限要素法、ハイブリッド実験
Email:
uemura.keita.3n at kyoto-u.ac.jp
Homepage:
https://researchmap.jp/keita-uemura
橋梁構造物を主な対象として,設計時の想定を超える地震に対処できる新たな構造技術の開発および設計法の確立に向けた研究を行っています.具体的には,模型試験体を用いた構造実験による新たな構造技術の性能評価や,有限要素法等を用いた数値シミュレーションよる構造物の地震被害メカニズムの解明に取り組んでいます.
研究の対象が土木構造物ということもあり,大規模な研究に関わることが多いです.最近では,断面1m×1m・全長約5mの大型鉄筋コンクリート柱試験体を用いた構造実験を実施したり,2023年4月に建設された国内初の実大免震試験機(E-Isolation)へハイブリッド実験機能を実装したりしました.
また,耐震工学が専門のため,大地震が発生すると構造物の被害メカニズム検証を行うために現地調査に向かうことも多いです.土木構造物は被害が発生すると管理者がすぐに復旧工事を開始するため,被害の詳細を知るには復旧工事よりも早く被害調査をする必要があります.そのため,地震が発生した次の日には現地にいる,ということも少なくありません.
大型柱試験体の載荷実験 E-isolationへのハイブリッド実験機能の実装