野村 幸汰
所属:
材料化学専攻
キーワード:
有機合成、アミノ酸、糖鎖、タンパク質、バイオポリマー
Email:
nomura.kota.7m at kyoto-u.ac.jp
地球上のすべての生命は脂質鎖、ペプチド鎖、糖鎖(核酸を含む)の三つの生体鎖から構成されています。私は特にペプチド鎖や糖鎖を基盤とした天然有機化合物の化学合成を用いて、新しい機能化コラーゲン材料の開発やウイルス性免疫の中核を担う種々の修飾アミノ酸誘導体の合成、翻訳後修飾タンパク質の合成法の開発を行っています。有機化学を用いて分子を自在にデザインすることにより、生命現象の再構築やメカニズムの詳細な解明、高機能化が可能となります。現在、特に動物及び植物細胞内へ薬剤や遺伝子を効率的に送達する新しい細胞膜透過性ペプチド(CPPs)の設計と合成法の開発に取り組んでいます。
略歴
[博士課程] (大阪大学, 日本)
アミド結合形成反応の開発、生理活性糖タンパク質の化学合成
[博士研究員] (ETH Zurich, スイス)
コラーゲン模倣ペプチド(CMPs)を用いたコラーゲンの分子研究
[特任助教] (京都大学, 日本)
新規細胞膜透過機構を有する細胞膜透過性ペプチド(CPPs)の開発